カウントダウン
スペインの年越しは、カウントダウンのあと、
12回鳴る12時の鐘の音に合わせて、12粒のぶどうを食べます。
私達は、タブラオ(フラメンコ屋)で新年を迎えました。
「事前にぶどうのタネを取っておくのがコツよ」
という説明があったのでしょうが、聞き取れませんでした。
もたもたして、口からタネを出しているうちに鐘は鳴り終わってしまい、
ふた粒しか食べれませんでした。
2004は、イヤ〜な予感の幕開けとなってしまいました。
ところで、スペイン人の英語は、ほとんど聞き取れませんでした。
スペイン人は「R」を巻き舌で「ルル」と発音してしまうので、
何を言っているか解らないのです。
例えば「WATERウォーター」は、ネイティブは限り無く「わら」に近く、
私は「うおーたあ」、そしてスペイン人は「ワテルル」なんですよね。
水は「アクア」なので、実際聞いたわけではありませんが、
どの単語も、そんなかんじのズレがありました。
英語を話していることに気付かない人も多かったです。
「スペイン語で話されてもわかんない。」
と、意思疎通になってしまい、しばらくしてから
「え?ひょっとして、今の英語だったのお?」と、気付くのです。
もちろん、私の じゃぱにっしゅカタカナ英語も、
ほとんど聞き取ってもらえませんでした。
きっとかぎりなく日本語に聞こえたのでしょう。
これでも、アメリカだと、ちったあ理解してもらえるんですがね。
アメリカでも、東海岸よりも西海岸のほうが、
じゃぱにっしゅの理解度高いでしょう。近いし、日系人が多いからでしょうね。
あと、日本に10日以上滞在したヨーロッパ人も、
じゃぱにっしゅに慣れてくるので、理解してもらえるんですよ。
でも、英語を使わない国で、外国語どうしだと、
私の英語では、全くお手上げ状態でした。
難しい単語ではなく、とっくに知っている単語が通じないとは。。。
こんな簡単な文なのに、どうして通じないのお???悲しくなってしまいました。
さて、13話にわたって強引に読んでいただいたバルセ紀行も、
ついに終わりにしたいと思います。
グエル公園やピカソ美術館のことも書きたかったんですがね。
きりがないので、飽きられる前におひらきにします。
バルセロナに行くようなことがありましたら、是非お知らせ下さい。
まだある見どころや食べどころ、おせっかいしちゃいますよ。